北海道教育大釧路校　オンライン実習

　令和２年11月30日に当組合青年部顧問で根室地区青協副会長の佐藤 克幸氏の牧場にて、同協議会主催による北海道教育大釧路校のオンライン実習が行われました。
　通常であれば毎年5月に教師の卵である学生が根室地区内の各農協青年部の盟友宅に分宿して２泊３日の酪農実習を行い、体験を通じて「食の大切さと農業の価値」を子供達に伝えてもらおうと平成25年から始まったファームステイ事業ですが、今年度は新型コロナウィルスの影響により、ウェブ会議システム「Zoom」を使っての遠隔による講義に変更となりました。
　講義は根室地区青協の遠藤 洋志会長と佐藤副会長がウェブカメラを用いて牧場内の様子や酪農家の仕事を紹介し、また、タペストリーを使うなどして解説。参加した学生6名からの質問に答えていました。本来のファームステイに少しでも近づける形で行い、リモートにより酪農の仕事を伝えることができたものの、農場の牛や草の匂い、エサやりの苦労などはウェブでは伝わらずもどかしい思いもしたようですが、将来の教師たちは今回の「体験」を子供たちにしっかり伝えてくれるのではと思いました。