レポート

  1. HOME
  2. レポート
  3. 新年明けましておめでとうございます(代表理事組合長)

新年明けましておめでとうございます(代表理事組合長)

代表理事組合長 髙橋勝義
 2021年元旦をご家族揃ってお迎えの事とお祝い申し上げます。新型コロナウイルスが発生した昨年、大変な不安、経済活動の低迷等々、いまだ解決も見えず年が明けました。
 昨年中は農協事業運営に多大なご支援、ご協力をいただき感謝申し上げます。
 また各関係団体、組織、企業、町内外の多くの皆様にも事業をご利用いただき、厚くお礼申し上げます。
 昨年の12月上旬にかけて予定通り地区別懇談会を開催し、コロナ不安の中ではありましたが各地区、若い組合員を中心に例年以上の参加をいただき、生産の状況、農協の各事業経過、成果および課題についてご説明いたしました。ご理解いただき、また農協への期待、可能性等多くのご意見をいただき、開催を中止した農協もある中で当農協は組合員との数少ない機会を持って良かったと安堵しております。
 酪農部門で生乳生産は107.1%と推移しており、14万tをうかがう勢いであり、農協としてもバックアップ対応して参ります。一方、畜産個体販売へのコロナの影響は大きく、情報、動きを共有しながら有利販売へ努力して参ります。
 令和3年度の畜産・酪農の国家予算が決定し、補給金▲5銭、集送乳調整金+5銭、合わせ10円85銭、交付対象数量345万tと、前年と同水準になりました。肉用子牛の保証基準は据え置き、関連対策事業も前年並であり、新年度計画への準備ができると願っております。国の決定を受けて、今後は本体乳価をホクレンと各乳業会社で交渉が進むと期待しており、細部まで見えた段階で農協よりお知らせいたします。
 畑作部門では作目で平年作以上、販売金額も10億円以上となり、新年へ力が入るかと願っております。12月広報誌にて詳しく報告させていただきましたので、目を通していただければ幸いであります。
 令和3年はコロナの課題がどの段階で過去形になるかが注目であります。東京オリンピックの延期開催、衆議院選挙がいつになるのか、経済・観光の動きが世界規模で改善へ向かう等、大変大きな課題が待ったなしにあり、菅首相の手腕が求められます。
 私ども農業分野にも多くの問題・課題がでてきております。まずはコロナが今年一年残るのか終息するのかが一番の課題となっておりますが、農協は年度末へ向けて全力で取り組み、組合員の生産力を力に各事業で結果をお示しできる様、努力して参ります。
 第一に生産力のサポートです。育成牛増頭に個々の施設では限界で預託施設の拡大希望の声もあり、粗飼料の確保、作業員等の可能性を判断し前向きに進めて参ります。
 第二に農協の財務健全化が求められています。特に信用・共済事業、購買・販売事業、Aコープ等、現状から将来に向けて点検し人材確保、事業の成長性など当農協の強み弱みをデータ化により今以上に強靱な基盤を確立して参ります。
 第三に地区別懇談会でもご意見がありましたが事務所の新築案であります。方向性と実現性を十分探り、今後検討して参ります。
 三点にしぼりましたが、他にも労働力・雇用の確保、ヘルパー要員増など、現場の声も受けております。組織として優先的に進めて参りますが、実現に向けては新型コロナウイルスの解決が最優先であります。
 忘年会・新年会・諸会議etcも中止や少人数での開催等、配慮し対処注意しつつ、時を待つ事が長くなっており、組合員・ご家族含め、精神的にも肉体的にも疲れが溜まっている事と推察いたします。人類の能力・知恵がウイルスに大変苦労しております。よって今年は足元を見つめてコロナが過去形になるまでじっくりあたためて行動できる様、準備をしている次第です。まさか的な事を望みませんが、先の見えない事が少ない事を願うばかりです。農業分野にとっても大きな課題が発生しない様に注視し、令和3年の計画をもって確実に進めて参りますので皆様にはご支援、ご理解をいただき豊かな郷土を、未来へつなぎましょう。
 これからしばらく冬期間に入ります。体調に十分注意され、コロナ話題のない季節を早く来る事を待ちましょう。
 元旦は一年の始まりです。家族で目標を確認し、実現に向けて農協をあげてお手伝いさせていただきます。この一年が皆様にとって満足できる年になる事を心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。

レポート

レポート一覧