なかしべつ産ブロッコリーの収穫・選果が、毎日、延べ100人ほどの手で行われていますよ〜。
皆さん、9月に入っても30度越えという近年珍しい気候の中、なかしべつ産ブロッコリーの成長も著しいようです。ブロッコリーの生産者は17戸。平成22年度の作付け面積は、45.8haほどになりました。生産目標は5万ケースで1億円の売り上げを目指します。
■育苗センターで苗作り
4月から7月中旬まで、まず育苗センターでJA中標津が苗作りをします。一から管理することで製品の安定化が初期段階から図られ、もう一方で、収穫時期を想定して苗の量をコントロールすることもできます。
種はスターラウンド(ホクレン)などを、なかしべつの気候に合う品種として大いに活用しています。苗は1カ月をかけて管理を終え、畑に定植されます。
5月から8月中旬までの期間で定植して60日ほどで収穫となりますが、高温が続いている今年は50日〜53日で収穫期を迎える畑も多いようです。成長著しいときは、ぐんと育ってしまい収穫適期を逃さないように畑ごとのブロッコリーの成長度合いに合わせて収穫班による刈り取りが行われます。
■暑さに強い!?
ブロッコリーは、アフロヘアー似のあのユニークな形状から、暖かい土地で穫れるというイメージが強いかもしれません。でも、実は冷涼な気候を好む野菜です。昨年は雨と低温すぎて大変だったのですが、高温で成長が進みすぎるのを見回って、成長の度合いに合わせてモノの良いときに収穫となります。
■一定の眼で
畑では収穫班が一斉に畑に入り端から、収穫に適した大きさのブロッコリーを見回し手作業で収穫していきます。その後、軽トラックで農協野菜選果場で約20人の作業者が、これまた素早い手さばきでブロッコリーの形を整え、大きさ別に発泡箱に詰めていきます。発泡箱には最後に氷を入れて封がされ出荷されていきます。
■販路は
道内での直接取り引きや大阪、宮崎、東京。北海道の野菜産地作りをプロデュースするグリーンパートナー、北海道の青果流通会社エプロンなどから全国各地へ届けられています。
■なかしべつのこだわりブロッコリー
気候と環境を生かし、冷涼な気候と豊富な堆肥による土作り、中標津産の特徴としてyes! cleanの取り組み。だれもが一定の眼で品物を見て製品としてお出しする。こだわりのブロッコリーです。