更新日:2010年8月12日

4月20日から発生した宮崎の口蹄疫被害に関する義援にあたり、会社員と宮崎県の大学生がプロジェクトを立ち上げ「MOリストバンド」を製作・販売しています。

 販売開始した6月20日からひと月あまりで約4千600本を販売し、約158万円の寄付を「宮崎県口蹄疫被害義援金(社会福祉法人宮崎県共同募金会)」に当てられるようになっています。7月下旬に宮崎県全域での移動搬出制限解除となりましたが、被害が甚大であることから義援金募集の締め切りが7月30日から10月まで延びることとなったことから、このプロジェクトも8月末まで継続して行うようになったものです。 このMOリストバンドプロジェクトは、被害農家や関係者、宮崎県の復興、日本の畜産を守る活動として企画され、1個500円で販売。製作費の1本あたり155円の単価を差し引いた345円を寄付していく形となります。
 「このリストバンドが、単なるファッションとしてではなく、着用することで、口蹄疫の理解、そして被害に合われた人たちへ善意を示す「証」になるのではないかと考え、製作したいと考えました。」と代表を務める首藤亜美さんは企画の目的を伝えています。
 デザインは、黒と白の牛を連想させるホルスタイン模様で「A Ray of Hope for(牛のシルエット) is not so far away」=「(直訳)家畜の希望の兆しはそう遠くはない」の文字が刻まれています。
 「MOリストバンド」の由来は、牛の鳴き声が「MO(モー)」と聞こえるのと、「宮崎 (Miyazaki)・応援(Ouen)」の頭文字を取ったもの。
 協力販売店は宮崎県22店舗を含め九州で36店舗。そのほか徳島、兵庫、埼玉などでも数店扱っており全国で40数店を数えます。
 JA中標津青年部(林直樹部長)では家畜改良課の佐藤雅之主任から情報をいただき、協力することと決めました。同じく町内にある酪農ヘルパー組織の道東酪農ヘルパーネットワークサービス有限責任事業組合でも、畜産の危機は他人ごとではなく何かしなくてはと同プロジェクトの趣旨に賛同し、北海道内で最初の取扱店となりました。
 義援活動の詳細として、リストバンドの内訳なども公式ブログで公開されています。


 数に限りがありますが趣旨に賛同される方は、青年部事務局(TEL090-6697-9562)または、道東酪農ヘルパーネットワークサービス有限責任事業組合代表電話(TEL0153-74-0966)か、メンバー各氏までご連絡を!!
1個500円でお分けしております。
 同プロジェクトでは、終息宣言が出される予定である8月末までの活動で区切りをつけるとのことですので、再注文の可能性を含め早めのご連絡をお願いいたします。


※このように義援グッズを企画・製作・販売しているボランティア団体が他にも宮崎県を中心に活動されています。



 中標津町農業協同組合のだいこん選果場から、おいしい「だいこん」が全国各地に向けて届けられていますよ〜。
 今年は、15戸の生産農家が作付けを行い、終了までに45万ケースの出荷を見込んでいます。
 だいこんの育つ工程は、種を土に播種するところから農場ではスタートします。
 播種してマルチをかけて覆土まで行うマルチシーダーで5月30日からこの号が発行される8月10日ころまで播種作業が続くそうです。
 出荷までの生育期間は約60日。今年は昨年、一昨年より6月の気候がよくて順調に成育が進んだため、50〜55日ほどで収穫されているものも出ています。
 種子も天候と播種する時期と生育期間の気温などを考えて、「貴宮」、「夏つかさ旬」、「夏つかさ」の3種類を選んで播種しています。
 だいこんの出荷は8月4日現在、日量8,000ケース(箱)、町内一円の生産農家さんからのだいこんが早朝から収穫されて、洗浄・選果後、トラックで出荷されていきます。

取引市場は関東から九州まで全国各地で12カ所へ
 力を入れていく取り組みとしては、スーパーなどへの直販を総体的に増やしていくことで、不安定な市場価格に流されない売り先を拡大すること。
 栽培農家の皆さんの取り組みで、北海道特別栽培の「yes clean」として打ち出すことができるということは、生産農家に偏らない品質の均質化が保たれるということ。バイヤーの方々の求める安心・安全はもとより、安定した品質、間違いの無い品質で出荷後に、販売者の手元に届くようにするのが何より重要になります。

品質を支えるもう1つは、選果場で働く皆さんの努力。
 1人ひとり、与えられた仕事はもちろん。ちょっとしたことでもひと手間を惜しまない気配りで、工場内の連係プレーを支えます。現在は60人体制で、収穫後のだいこんの受入から洗浄選果後のトラックへの荷渡しまで行われています。

「なかしべつブランド」として成長するだいこん。
 採れたて旬のだいこんは、そのまままるかじりしても甘くて美味しいんですが、機会があったら畑で食べて欲しいなぁ。

選果梱包作業風景



中標津町農業協同組合
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