更新日:2010年7月12日

中標津町農協第63回通常総会が6月9日、ウエディングプラザ寿宴で開催され、平成21年度事業報告と平成22年度事業計画、定款変更など、議案1号から議案9号が上程されました。

 総会の成立では多忙な時期にも関わらず組合員214名(本人出席124名、書面及び代理出席90名)が出席し、議長には開陽地区の大内勝利氏、当幌地区の福村稔氏が推薦され議事に入りました。 先に特別議決事項である議案8号「定款の一部変更について」関連事項で議案9号「信用事業規程の一部変更について」乾参事の議案説明後、議案審議に入り、議場から役員定数見直しの定款変更に至った経過と理由を説明願いたい旨質問され、?橋組合長より地区別懇談会で4地区から役員定数の見直しを検討するべきではないかと意見があり、理事会から役員定数審議会へ諮問し、役員定数審議会で慎重に検討していただいた結果、適正な役員数は理事9名、監事3名であるという答申をいただいて、本総会に議案提案したものである旨回答され、出席組合員満場一致で承認されました。
 続いて議案1号「平成21年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、剰余金処分案及び注記表の承認について」が上程されました。組合員の生産活動では生乳生産125,166トン(前年対比99.3%)、畑作では、夏の多雨と日照不足により、過去に例のない不作の年となり、出荷量では例年の半作となり、このような状況下、農協として肥料・農薬・燃料について特別対策を行った。購買事業は世界経済の影響による価格変動が落ち着いた展開となり、全体の取扱高では62億9千9百万円(前年比90.3%)、燃料については前年の87%となったが、取扱数量では前年を上回り、価格も落ち着いた中で適正な手数料が確保でき、収支状況では大幅に改善された。Aコープ「あるる」については、景気低迷・競合店との価格競争による厳しい状況下、供給実績では19億3百万円(前年比97.6%)となった。天候不順や経済情勢の厳しい状況ではあったが、組合員皆様の農協事業のご利用と役職員の事業推進という協同活動の成果として、当期剰余金7,909万円を計上することができた旨の説明後、土井上代表監事より監査報告を受け、審議の結果満場一致で承認されました。
 次に議案2号「平成22年度事業計画の設定について」、議案3号「賦課金の賦課及び徴収方法について」、議案4号「役員の選任について」議案5号「役員報酬の支給について」議案6号「株式会社の株式取得又は法人若しくは団体に対する出資、出えんについて」議案7号「経済預け金の預け入れについて」一括上程され満場一致で承認されました。
 なお、役員の選任について田中世一氏が理事に選任され、後日開催された第三回理事会にて、部門専門委員会には管理購買委員及び生産委員に、関係機関の役員には中標津町農協畑作対策協議会委員に選任されました。
 閉会にあたり?橋組合長がこれから本格的な農作業に入るが、事故・怪我がないよう注意して仕事に励んでいただきたい。また、平成22年度の乳価は下がることがほぼ決定したということであり、今まで以上に無駄を省きそれぞれの経営を見つめ直し、しっかりと経営をつくっていただくためにも農協としても常に対応をして参りたい。この地域は基幹産業を中心に成り立っているため、我々が先頭に立ってこの地域が良い方向に向かうよう皆様と共に全力をあげて取り組み、確実に一歩ずつ前に進んでいく姿勢でこの1年も臨んで参りたい旨挨拶を述べ閉会いたしました。






中標津町農業協同組合
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